Proxmoxを用いた高可用自宅サーバー基盤の構築・運用

概要
自作PCをベースに、ハイパーバイザー(Proxmox VE)とコンテナ技術を組み合わせた「個人専用のクラウド基盤」です。開発環境の即時デプロイからVPN経由の安全な外部アクセスまでを統合し、インフラの低レイヤーから実地で運用しています。
開発の背景と課題
クラウドサービス(AWS/GCP等)は便利ですが、リソースを贅沢に使うとコストがかさみます。また、インフラエンジニアとして、OSのカーネルや仮想ネットワークの挙動をブラックボックス化せず、物理レイヤーから制御・理解したいという知的好奇心が開発の動機です。
技術スタックとアーキテクチャ
ハードウェアリソースを論理的に分割し、ゲームサーバーからBot、ネットワーク基盤までを並列稼働させています。
- ハイパーバイザー: Proxmox VE (Debian base)
- 仮想化技術: LXC (Linux Containers) / Docker
- ネットワーク: Tailscale (Mesh VPN)
- 主な稼働サービス: Minecraft サーバー / Discord Bot / VPN基盤
技術的な工夫
ゼロトラストな外部アクセス
Tailscale(WireGuardベースのVPN)を利用することで、外部から安全にサーバー管理画面やSSH、マイクラサーバー等へアクセスできる環境を構築しました。
提供価値・ユーザー体験
- 多目的サーバー運用: 友人用のMinecraftサーバーから自作のDiscord Botまで、必要なサービスを24時間低コストで提供しています。
- 開発環境のサンドボックス化: 新しい技術を試す際、VMやコンテナを即座に作成・破棄できるため、メイン環境を汚さずに実験が可能です。
成果・運用状況・今後の展望
構築以来、24時間365日の安定稼働を継続しています。現在は、ハードウェアの故障に備えた自動バックアップ体制の強化や、IaC(Terraform/Ansible)を用いた構成管理の自動化を計画しています。